No.76 六本木 コンビクラナン チーム3即 その5
前回の続き
中神いづる さんの家に連れ出して、キスクロージングまでは2人ともつつがなく到達
そこでいきなりサツキが「風呂に入りたい」と言い出した
出会って2時間も経っていないのに、いきなり他人の家の風呂を使わせろという図々しさに呆れた
しかし、 オープン になっている=警戒心がないことの裏返しでもある
「まじで、まあいいよ 服貸すから」
中神さんがフォローに入った
俺とリカコはカラオケに
部屋にカラオケがあることに感動するリカコ
中神さんほどの資産家に憧れる瞬間である…
3人で適当に歌っていたらサツキが帰ってきた
「次、リカコが入って来なよ!」
「ええ〜笑」
交代で風呂に入る流れのようだ…
リカコが出てきたら、次は中神さんがシャワーを浴びに行った
俺とサツキとリカコの3人が同空間に残る…
そこまでサツキと絡んでなかったが悪かったのか、若干きまずい空気に
中神さんはなんとバスローブを着て戻ってきた
バスローブを使うルーティーンで活用しているのだろう
「なんかこの家すごすぎじゃない!?」
サツキとリカコはすごいを連呼している
4人でデュエット曲を交代で歌いきったところで寝ようという流れになった
中神さんがカラオケを片付けている間に、俺たちは先にリビングに出た
「いやー、今日生理だからさ お風呂いきたくてさ〜」
と屈託のない笑顔なサツキ、爆笑するリカコ
俺もなんとかハイテンションガールたちにテンションを合わせた
緊張してきた、うまくやれるのだろうか…
寝室に戻ると、ベッドの横にいつのまにか敷布団が引いてあるではないか
さすが中神さんだ
BGMを軽くかけながら、「おやすみ〜」とお互いがベッドと布団に潜る
ここからは、お互いに担当をゲットし、そして交換しなくてはいけないわけで…
不安になってくる
耳をとぎすますと、ベッドの上でごそごそと音が聞こえてくる…
サツキのくぐもった声も聞こえてきた
「ねえ、あの2人なんかやってるみたいだよ」
「え、そうなの?」
「うん、すごいよね ほら声聞こえる」
「ほんとだ…」
ひそひそ声で話す俺とリカコ
「今日、こういう日なのかもね」
俺はキスをした
「ダメだよ〜、今日会ったばかりなのに」
形式グダ
だがリカコからは明確な IOI をいくつも感じていた
「今日だけの関係とか、嫌だからさ」
俺はリカコに覆いかぶさって、自分から服を脱いだ
キスを繰り返すと、押しと状況に負けたのか舌をからめてくる…
ベッドの上から聞こえるサツキの喘ぎ声はいよいよ大きくなっていた
ギシギシという音も聞こえてくる
こっちも頑張らなくては…
「脱がすね」
そう言ってリカコの上半身を裸にしていく…
ばるん、と音が聞こえそうなくらいのたわわな巨乳が顔を出した…
俺は思わず唾を飲み込んだ
「すごい」
「恥ずかしい…」
キスして密着した時に、それなりには大きいとは思っていたがまさかここまでとは…
Hカップはあると思った
やさしく揉みしだいた
「俺も恥ずかしいから大丈夫」
「聞こえないように、布団かぶって」
布団をかぶりながらお互い器用に服を脱いだ
リカコの秘所はツルツルに剃られている
爆乳のうえにパイパンとは…!
それに可愛いし謙虚だし…
馬乗りになって口元に差し出すと、ほおばる様に咥えてくれる
俺はどんどん嬉しくなっていった…
「ねえ、もう挿れていいよ」
異常な環境下での慌ただしい行為
本当ならゆっくりじっくり時間をかけたいのだが…
俺はゴムをつけて挿入した
「あぁ…!」
反応も可愛いではないか…
間違いなくサツキに聞こえるレベルの声だ
「声出しすぎじゃん」
「だって…大きいから声出ちゃうよ…」
潤んだ瞳に俺はドキッとした
「ぎゅっとして、ちゅーして」
おねだりするリカコ
やばい… 本当に可愛い…
すぐ隣のベッドにはサツキと中神さんがいるのにもかかわらず、俺はリカコしか見えていなかった
ちゃんと会いたい、ちゃんとデートしたい、もっと仲良くなりたい
そんな気持ちがどんどん大きくなってくる
俺は昂った気持ちを抑える様に腰を振った
「ねえ、これ以上すると本当に大きな声出ちゃうから、もういって…!」
そのリカコの声で俺は我に返った
やばい、どうする…
今日はコンビナンパなんだ
この後、中神さんはリカコを即る 俺もサツキを即る…?
それを望んで今日は街に出たじゃないか…
いやしかし…
俺はリカコに対する気持ちに気づけていなかった…
どうしよう
でも、トライしなくちゃいけない
射精までまだ時間がかかりそうだった
体調が万全でなかった俺は、サツキと連戦できるかどうか別の不安にもなった
俺はイッたふりをすることにした
「いった…?」
「うん、気持ちよかったよ」
「よかった…私も」
ぎゅっと抱きしめてくるリカコ
あぁ、まずい
俺はたぶんリカコに惹かれている
セックスしたから好意を抱くという経験は、今までなかった…
中神さんからLINEがきている
「終わった? スイッチしよう」
俺はどうすればいいのかわからず、陰鬱な気持ちになっていた